ラジオドラマ OZ
1993年2月15日から26日までNHK-FMの青春アドベンチャーという枠で放送されていた連続ラジオドラマです。現在も放送されているのね。
原作は樹なつみさんのOZ(大好き!フィリシアは樹作品のヒロインの中で一番好き♡)
完全収録版は全5巻。ほかに文庫版全4巻が刊行されてるよ。
当時MDに録音しながら聴いていてまた聴きたいなあと思っていたけど、たぶん実家探したらどっかにあるんだろうけどそもそも現在MDを再生する環境がないw
どっかに音源ないのかしらとネットをさまよっていたら動画サイトでみつけたのであらためて聴いてみた♡(消されたらやだからリンクはしない…。ちゃんとした正規の音源があるならいくらでもお金出すのにぃ><)
ラストの改変が残念過ぎるというファンの方の感想があってそんなだったかなあ?と思いながら聴いてたんだけど、これは……。確かに^^;
オズの魔法使いをモチーフにしているわりと重要なとこが端折られてるうううう。
以下ネタバレ(いちおう…)
ムトーの切り札をフィリシアが「あなたは臆病なライオンよ!」と一蹴するとこ(ここでムトーがフィリシアに惚れなおすんじゃないかあああ)とか、「私もよ、お姉さま…」(フィリシアがはじめてヴィアンカを「お姉さま」と呼ぶ、姉妹が寄り添う姿にぐっとくるとこなのにいいい)とか、ブリキの木こりがハートを手に入れた感動のラスト(物語の根幹といえる超重要エピじゃんよ…)とか、そこ端折んないでよーみたいなとこが端折られちゃってたのねえ…。(いま原作が手元にないのでセリフはうろ覚えです)
たぶんドラマだけならかかしが誰かわかんないし。
あと原作ではキラー衛星の攻撃がきっかけでWW3が勃発、核攻撃の応酬で一瞬にして世界が荒廃したはずなんだけど、ドラマ部分を聴く限りキラー衛星によって壊滅状態に陥ったと説明されてるのも気になるー。オープニングのナレーションで世界観の説明があったんだけど、音源ではカットされてるのでそこらへんよくわからない。
わたしの好きなシーンが軒並み削られてるのもかなしかったw
「ちっちゃくても女だなあ…」のとことか、パメラプログラム起動のきっかけを覚えてないムトーにムッとする19とか、ネイトに傷を見せろと言われて断固拒否する24がかわいいとことか、父エプスタインがパメラの異常性を語るとことか、「リオン…可哀想な人。私もう大人だわ。亡くなった方のこと冷静に受け止められるわ」とか、ダントリー博士の「さようならわしの子どもたち…」とか。
でもこれきっかけでしばらく青春アドベンチャーにハマって、アナスタシア・シンドロームがおもしろくてクラーク知ったりしたのでなんか懐かしかった。
- 作者: メアリ・H.クラーク,Mary Higgins Clark,深町真理子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/04
- メディア: 文庫
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中古でしか買えないんだ…。好きな作家さんなのになあ。