個人の感想です。

酒とマンガと嵐があればだいたいしあわせ

最近読んだマンガ151010

完結巻なので記録する必要はないんだけど。たまたま二作品とも「うおおおおー」(テツオの数奇な運命@LIFEの星野源が慟哭するシーンが大好きで心の中でよく真似するw)みたいな気分になったので感想メモルくん。

 

LIAR GAME 19 (ヤングジャンプコミックス)

LIAR GAME 19 (ヤングジャンプコミックス)

 

長いこと借りられなかったけどやっと読めたー。ゲーム攻略の頭脳戦はさすが。…なんだけど、そのために仕込んだ心理作戦がちょっとお粗末すぎやしませんか(-_-;)イス取りゲーム、オークションに比べるとナオの重要性にも疑問が…。イス取りゲームが神回過ぎたのかなー。ゲームとしての完成度が最終ゲームに相応しいといえずなんとも残念。ヨコヤの心変わりもなんとも都合良すぎる感(ハリモトに比べるとなおのこと)。さくさく風呂敷たたみ過ぎ、みたいなー。
さておき、ライアーゲームのからくり、事務局の目的、ディーラーの正体等がとうとう明かされることとなる…!ってとこまではよかったんだけど。ラスト数ページでひっくり返りそうになった。
えええーーーまじで?これ最終巻…なのよね???(以下ネタバレ反転)
*作中の映画『LIAR GAME』は権力によって握りつぶされ世に一石を投じることはできなかったけど、読者の皆さんはその目的、顛末含めすべてを知っていますよね。みたいなメタエンドってこととか?そういうオチなの?意味がわからないよ…。*

 

 

ドラマでサエコの闇が気になったので機会があれば読んでみようと思ってた。ドラマ時点でまだ完結してなかったと思うけど、ラストはほぼ一緒でマンガのほうがエピソード多いのでまだ納得できるかんじだったけど…。
ドラマではサエコが結婚生活に疑問を持ち始め、すわ「紙の月」(角田光代原作、わたしが観たのは原田知世主演のドラマ版。主婦がアイデンティティー求めて彷徨う話。決着も秀逸。)展開か!?となったところで、妊娠が判明したので夫のところに戻ります~みたいな描かれ方で大団円をむかえたのでものすごくモヤモヤしたんだよね。
マンガではもっとちゃんと悩んでたし、なぜ爽太を選ばないのかもちゃんと描かれてはいたんだけど、そしたらなんで最後に「もしタイミングが違ってたら…」なんてこと言わせちゃうかなー。サエコの覚悟でいくらでも変えられる未来を選んどきながら「タイミング」のせいにしちゃう、最後の最後に勘違い甘え根性フルスロットルでウヘァー(´Д`)ってなった。エレナとの結末に説得力持たせるためかもだけど、ここでこんなサエコ下げエピソード入れないで欲しかった…。
やたらと「結婚」と「恋愛」を対比させるんだけど、その違いが責任だったり我慢だったり互いを尊重することだったりするのもなんだかなーってかんじ。結婚意識してなくたってある程度の交際期間過ぎれば相手の人生を背負う覚悟がもてるかどうかなんて考えるもんじゃないかな。
なんかもっと自分の選択に責任をとる、みたいな描かれ方だったらよかったのにな。
オリヴィエはマンガのほうがだんぜんかっこよくてときめくのでステキ♡