個人の感想です。

酒とマンガと嵐があればだいたいしあわせ

池波正太郎劇場

「雲霧仁左衛門山崎努版)」の再放送が始まったのでたのしみに観ているのだけど、洲走の熊五郎やら富の市やら「鬼平犯科帳中村吉右衛門版)」でも聞き覚えのある盗賊たちが登場するので、雲霧…の火盗長官・安部式部はてっきり平蔵の先々代(たしか先代は渋ちんとかいうエピソードがあった)くらいの長官なのかと思っていたら、安部式部(安部信旨)は52代火付盗賊改方頭(1717-24年)で165代(1787-95年)の長谷川平蔵(長谷川宣以)とは六十年以上も隔たりがあるのであった。

火付盗賊改方 - Wikipedia

ええー?と思って鬼平に熊五郎が登場する回を確認したら、第3シリーズ第5話「熊五郎の顔」で原作は「鬼平犯科帳」でなく「にっぽん怪盗伝」とのこと。

鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) - Wikipedia

そっかー、なるほど。それじゃ富の市が登場する回(箱根に湯治に行って身を潜めてたのを火盗が辛抱強く帰りを待ち構えていたのは覚えてるけど、何の事件だったか思い出せないw)も原作は鬼平じゃないのかも。

それにしても雲霧一味は盗みの三ヶ条(殺さず、犯さず、貧しきから盗らず)を徹底していて、熊五郎は中でも腹心(やむを得ないこととはいえ六之助は殺しすぎる、と仁左衛門に注進するくらい)だったのに、「熊五郎の顔」では悪名高い兇賊に成り果ててるんだよねぇ。一体何があったんだろーとか思い巡らすのもたのしい。

 

そいえばこないだあってたスペシャルドラマの「剣客商売北大路欣也版)」だけど、斎藤工が大二郎ってまじありえない…!

最初リアタイしてたけど上半身裸で登場するシーンで萎えて録画に切り替えた。ananのグラビアとかならいいかもしれないけど、ぜんっぜん!!!剣客の体じゃないし、素振りなんかただただ木刀振り下ろしてるだけにしか見えない。山口馬木也に比べたらひょろっこく見える渡部篤郎だってもっとムキムキしてたのに。。

冒頭杏の変なコマ送り?みたいに映像処理された殺陣シーンもひどかったし、おはると小兵衛は親子どころかもはや孫とおじいちゃんにしか見えないし。

なんかもー観る気しねーなー。消しちゃおっかな…。

 

来年の真田丸はじまる前に真田太平記観ようよ~と夫に提案したら、「やだ。だってあれほとんどずっと忍者の話だから」と断られた。

そんな話なの…?わたしがちらっと観たことあるのは小田原攻めを巡って策謀渦巻いてるあたりでヒリヒリしてて面白そうだったんだけどなー。