一の食卓(2) 樹なつみ
ネタバレ注意。
展開早いなー。まだこれからもっと大きな事変に巻き込まれてくからなのかしら。
上野の火事から明ちゃんを救った命の恩人が誰かわかるんだけど(まあ読者には予想ができるような描き方はされてたんだけど)、作中では、つか明ちゃんからするとなんかすごい唐突に判明するんだよね。へたな鉄砲数打たないで当たっちゃった、みたいな…。
明ちゃんの料理に対する想いとか、だからこその斎藤さんへの好意とか、描かれてはいるんだけどなんかいまいちピンとこない。ストーリーに合わせてキャラクターが動いてるようなかんじ。
密偵のくせによくよく素人の小娘に後尾けられるやつだな!とかは、鬼平犯科帳で忠吾が尾行がへただからこそうまくいくエピソードがあって(相手は玄人なので玄人の尾行はすぐに察知するが忠吾は素人すぎて逆に気づかれない)、そんなかんじなのかなーとかってに納得してるんだけど、明ちゃんの暴走っぷりにはなんか違和感。健気ないい子ちゃんタイプで暴走系ヒロインじゃないっぽいからかなー。でも暴走しないと事件に絡めないもんね…。
そして斎藤さんの回想シーンに登場する土方さんがなんかちょっとクインザっぽいんですけどー!顔も似てるし!! (もしクインザみたいなんだったら)なんてかなしい人だったんだろう…とかかってに妄想して泣いてしまった。(薄桜鬼の土方さんが好きすぎておかしくなってるw)
これから西南戦争?とかに関わってくのかな。近代史よわいのでよくわかんないけど。大久保卿との密約なんかもくわしいひとにはピンときたりするんだろうなー。
それにしても島原の太夫が正五位ってトンデモじゃなかったけか。
まだまだ始まったばかりだし、次巻以降がたのしみっ。